トルコリラは19年間で96.5%暴落していますが、今後も暴落が続くと思います。
と言うことは、トルコリラはショート(空売り)していれば、永遠に儲かるのではないですか?
トルコリラ(TRY)の長期にわたる下落チャートを見ると、「ずっとショート(売り)していれば簡単に稼げるのではないか」と考えるのは非常に自然な着眼点です。
しかし、結論から言うと、トルコリラを単純に長期ショートし続けても、思ったようには儲からない(むしろ大損するリスクが非常に高い)という罠が存在します。
その理由は、主に以下の3つの仕組みがあるためです。
1. 莫大な「マイナススワップ(金利差)」の支払い
FXで通貨をショートする場合、「売る通貨の金利」を支払い、「買う通貨の金利」を受け取ることになります。
トルコの政策金利: 非常に高金利(時期によって数十%に達します)
米ドルなどの金利: 数%程度
つまり、TRY/USD や TRY/JPY をショート(トルコリラを売り)するということは、「超高金利を毎日支払い続ける」ことを意味します。この支払う金利(マイナススワップ)が非常に重いため、通貨の価格が多少下がったとしても、日々引かれる金利分のコストで利益が相殺、あるいはマイナスになってしまいます。
2. 定期的に発生する「急激な踏み上げ(急高騰)」
トルコリラは長期的に右肩下がりですが、ずっと滑らかに落ちているわけではありません。 トルコ中央銀行の政策変更や、市場のショートポジションが溜まりすぎた反動(ショートスクイーズ)によって、短期間で数十%も急高騰(爆上げ)する局面が定期的に訪れます。
レバレッジをかけてショートしている場合、この一瞬の急高騰によって証拠金が維持できなくなり、一発で強制ロスカット(破産)させられるリスクが常に付きまといます。
3. スプレッド(取引コスト)の拡大と取引規制
流動性が低い(売り買いが成立しにくい)通貨であるため、市場が混乱するとスプレッド(買値と売値の差)が異常に広がります。また、FX業者によっては「新規の売りポジションの制限」や「レバレッジの引き下げ」といった規制が入ることもあり、思い通りのタイミングで利益確定や損切りができないリスクがあります。
💡 まとめ トルコリラのショートは、「方向性(下落)」が当たっていても、「日々の凄まじい金利コスト(マイナススワップ)」と「突発的な急高騰リスク」の挟み撃ちにあうため、長期で放置してイージーに儲けられる投資手法にはなり得ません。
もし取引を検討する場合は、こうしたコストやリスクを緻密に計算し、短期的な値動きに絞るなどの徹底した資金管理が必要不可欠です。
なるほど、以前FXをやっていると思われる人の「トルコリラは地獄」と言う投稿を見たことがありますが、そう言う理由なんですね。私はFXをやらないので、よく分かりませんでした。
FXをやらない方からすると、「下がると分かっているなら売ればいいだけでは?」とシンプルに思えますよね。ですが、その裏にある複雑な罠のせいで、まさに経験者たちが「地獄」と呼ぶような状況が生まれています。
「トルコリラは地獄」と言われる背景を、FXをやらない方にも分かりやすい2つの例えで補足しますね。
1. 「毎日高額なレンタル料をむしり取られる」地獄
FXのショート(売り)は、いわば「トルコリラを人から借りてきて、すぐに市場で売り、後で値下がりしたときに買い戻して返却する」という仕組みです。
下落が続いていれば、後で安く買い戻せるので一見儲かりそうですが、トルコリラは超高金利の通貨です。そのため、「借りている間、毎日もの凄く高いレンタル料(金利差)を支払わなければならない」というルールがあります。
理想: 1年後にリラの価値が大きく下がってラッキー!
現実: 下がった分の儲けよりも、1年間払い続けた「レンタル料」の方が遥かに高くて大赤字。
持っているだけで毎日お金がガリガリ削られていくため、まさに精神的な地獄になります。
2. 「99回勝っても、1回の事故で全財産が吹き飛ぶ」地獄
トルコリラは長期で見ればずっと下落していますが、たまに政治的な発表や市場のパニックで、一瞬だけロケットのように価格が急高騰することがあります。
ショート(売り)をしている人は、価格が上がると損失になります。しかもFXには「担保(証拠金)以上の損失が出そうになると、強制的に取引を終了させられる(ロスカット)」というルールがあります。
毎日コツコツとリラが下がって、少しずつ利益が積み上がっていたとしても、
ある日突然、一瞬だけ大暴騰が起きると、
その瞬間に「はい、担保が足りないので全額没収です」と、強制的にゲームオーバーにされます。
何ヶ月も耐えて貯めた利益が、たった数分〜数時間の急高騰で一瞬にしてマイナスになり、文字通り「地獄」を見る投資家が後を絶ちません。
💡 結論として 「下がることがほぼ確実」に見えるからこそ、多くの人が罠に飛び込み、身動きが取れなくなって大損する。これが、FX経験者が「トルコリラには近づくな」「あれは地獄だ」と口を揃えて言う理由です。
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