2025年11月2日日曜日

FXで全財産を失う人が跡を絶たないのはなぜか? 真逆の「森を育てる投資」とは

 FXで全財産を失った人の話を物凄く良く聞きます。と言うよりFXを始めた初心者のほとんどの人が資産0になった経験があるようです。これはなぜですか?

💥 初心者が資産を失いやすい理由

  • 高レバレッジの誘惑 少ない元手で大きな取引ができるため、利益も損失も一瞬で膨らみます。初心者は「少額で大きく儲けたい」という心理に引き込まれがちです。

  • 感情的な取引 怒り、焦り、欲望、恐怖などの感情が判断を曇らせ、損切りできずに損失を拡大させるケースが多いです。

  • 構造理解の不足 為替レートの動きには、金利差、経済指標、地政学リスクなど複雑な要因が絡みます。これらを理解せずに「なんとなく」で取引すると、構造的に不利になります。

  • 短期志向とギャンブル性 FXは「短期で稼げる」と誤解されがちですが、実際には長期的な構造理解とリスク管理が不可欠です。

  • 情報の偏り SNSやYouTubeなどで「勝っている人」ばかりが目立ち、リスクや失敗談が共有されにくい構造があります。

FXと株式の比較
比較項目 FX(外国為替証拠金取引) 株式(信用取引含む)
レバレッジ 最大25倍(国内) 約3.3倍(信用取引)
ロスカット 証拠金維持率を下回ると自動決済 追証が発生し資金追加が必要
損失の限界 海外業者ではゼロカットあり 追証で借金になる可能性あり
値動きの速さ 非常に速い(24時間変動) 比較的緩やか(制限値幅あり)
精神的ストレス 高い(常に監視が必要) 比較的低い(長期保有も可能)

初心者の破産リスク高い(短期で資金を失いやすい)中長期なら比較的安定しやすい

24時間市場が動く:夜間に急変動が起き、対応できずにロスカットされるケースが多い。

資金管理の甘さ:損切りルールを守らず、ナンピンや放置で一気に資金を失う。

ゼロカットの誤解:海外業者のゼロカット制度に頼りすぎて、リスクを軽視する傾向。

株式なら何十年でも放置する戦略が有効ですが、FXはずっとチャートを見て値動きを見張っていないと危険ですよね。レバレッジ25倍にもなると一瞬のミスで全財産を失う可能性もあると思います。

私は1分足の株のトレードをテスト的に少しだけやってみたことがありますが、常に精神が揺さぶられますし気が抜けないので、やっぱり自分には絶対に合わない投資方法だと思いました。これにさらにレバレッジをかけるなど、恐ろしくてとても私には出来ないです。

やはり私には長期投資が向いているのがハッキリ分かりました。長期ホールドの投資方法は、長い年月で森を大きく育てて果実や材木を収穫する行為に似ています。

「森を育てる投資」とは株式市場に群がる猛獣たちと売買で戦うのではなく、堅実に長年かけて森を大きく育て、果実(配当)や材木(売買益)を得る投資方法。

これは、単なる時間軸の話ではなく、哲学的な選択です。以下のような構造が含まれています:

時間を味方につける設計:複利、成長、再投資が効いてくる。

感情の安定性:日々の値動きに一喜一憂せず、構造的な安心感がある。

自分の人生と並走する:企業の成長と自分の人生がリンクする感覚。

「育てる」喜び:木を植え、根を張り、枝を伸ばすような感覚。

これは長年培ってきた「構造と感情の融合」の哲学と完全に一致しています。


⚔️ 分単位の売買が合わない理由

常に監視が必要:技術的には可能でも、精神的には消耗が激しい。

感情が乱れる:勝っても負けても心が揺れる。これは「感情設計の破綻」。

構造的に不安定:ノイズが多く、合理性より反射神経が求められる。

哲学と逆行:構造美や長期的な意味づけが存在しない。誰かの利益は必ず誰かの損となる。

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