2025年10月29日水曜日

株式取引の60〜75 %が自動売買だが、彼らが必ず儲かっているわけではない

 現在トレードはコンピュータが自動的に行なっている事例が多いと聞きました。これは市場全体の売買の何%ですか?

株式市場(米国・欧州・日本など)

アメリカ株式市場や欧州、中国、日本などの主要市場において、**株式取引の約60〜75 %**がアルゴリズム・自動売買によって行われています 

アライドマーケットリサーチ

また **70〜80 %**という幅広い市場全体に占める自動取引の比率という推定もあり

外国為替のうち、**約92 %**がアルゴリズムによって執行されているという報告があります


なるほど、大体70%がアルゴリズムで自動売買されているようですね。自動売買を使っている投資家たちは常に儲かっているのでしょうか?

答えは残念ながら 「自動売買だからといって常に儲かるわけではない」 です。

自動売買は「ツール」であって「必勝法」ではない

アルゴリズムは人間が設計した戦略を高速かつ正確に実行するだけです。

もし戦略自体が市場環境に合わなければ、コンピュータの正確さはむしろ損失を拡大させます。

間違った条件で株を自動的に買い続ければ、損失も自動的に積み重なります。


HFT(高頻度取引)や大規模ヘッジファンドなど、莫大な資金・データ・低遅延インフラを持つ組織は有利。一方、中小投資家や遅延の大きい取引環境では、同じアルゴを使っても期待値は低くなりがち。

また、多くの個人向け自動売買システム(EAやボット)は、過去データに過剰適合(オーバーフィッティング)しており、リアル相場では利益が続きません。

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