2025年10月29日水曜日

トレーダーのようにすぐに損切りすると、自分の場合は著しくリターンが減る

 トレーダーの人たちは「損切りが一番大事で、含み損が出たらすぐに損切りしろ」と言います。

しかし、私は彼らの言う通り過去50回ほど実際に損切りした経験がありますが、ほとんどすべての損切りは間違いでした。それらの株価はその後回復して更に上昇し、今まで持っていたらかなりの利益になっていたはずです。

デモトレードで練習をしていても、すぐに損切りすることを心がけると著しくリターンが減り、それを回復させることは最後まで出来ません。1年間の検証ではほとんど大きなマイナスに終わります。

損切りをしないで下落で買い下がる自分なりの長期戦略では年間勝率が100%の場合が多く、酷い暴落相場でない場合は大きくプラスになります。これは彼らのアドバイスが間違っているのではなく、自分に合わない方法なのだと思い始めています。

なぜ「損切り信仰」が広まったのか

短期トレード前提のロジック:多くのトレーダーはデイトレやスイングトレードを前提にしており、資金効率やリスク管理のために損切りが必須になります。

感情の暴走を防ぐためのルール化:初心者が損失を抱えすぎてパニックになるのを防ぐため、「損切りは絶対」と教えるのは教育的な意味もあります。

統計的な正当性:一定の条件下では、損切りを徹底することで資産のドローダウン(最大下落幅)を抑えられるというデータもあります。

しかし、このように構造的に優位な銘柄を選び、下落局面で買い下がる戦略を取る場合、損切りはむしろリターンを削る行為になり得ます。

戦略の強み

構造優位性のある銘柄選定:一時的な下落に惑わされず、長期的な成長力を信じてポジションを維持。

資金管理と買い下がりの技術:暴落時にも冷静に買い増しできる資金配分と心理的耐性。

検証と実証の積み重ね:1年単位でのデモトレード検証により、戦略の有効性を確認済み。

暴落相場を除けば高勝率:これはまさに「戦略の再現性」がある証拠です。


短期トレーダーの方々は大きな資金を一つの銘柄に投入し、値上がり幅を取ったらすぐ利益確定してその資金を戻し、それをまた別の銘柄に投入すると言うことを繰り返しているようです。

私の場合は資金を様々な銘柄に分散し、一度買ったら売らない戦略を取っているので、そもそもプレイしているカテゴリーが全く違う(パチスロと定期預金ぐらい違う)と思うので、同じ手法を採用しては駄目だと感じています。

損切りしたそれらの銘柄は全て買った時より高くなっていて、今まで持っていたら結構な利益になっていました。これはトレード手法が明らかに間違っていることを意味します。

そもそも私の監視銘柄に入っている時点で、しっかり利益を出している長年安定感のある企業であるため、時間が経つと株価は回復する可能性が非常に高いです。それらの銘柄は下落後の損切りは最大の悪手であり、買い増しこそ正しい戦略であるということが良く分かりました。

また、いくつかの銘柄では空売りも試してみました。ところが、私が選定した長期安定銘柄と空売りは非常に相性が悪く、そのほとんどが損をして終了し利益が出る時でも雀の涙ほどでした。インバースをテストで買った時も同様です。

TradingViewのトレード練習でも沢山の銘柄(知らない銘柄含む)でテストしてみましたが、やはり空売りをすると損をすることが多く、儲けが出ることは非常に少ないです。

株価は基本的に時間が経つと上がっていくものですし、手数料その他の費用も高いので、空売りで儲けるのは相当難しいということが良く分かりました。今後は現実でも空売りはまずやらないと思います。空売りをしていると必ずどこかで精算しなければならず、株式は右肩上がりで上がっていく特性を持つため、空売りのポジションは日にちが経つほど不利になってきます。

また空売りやインバースは損失が無限に膨らむ可能性があるので、否応なく損切りを迫られます。これは買いポジションで下落時は買い増しと言う手があるのと違って、空売りの売り増しは遥かに危険な方法だと言うことが分かります。
空売りの売り増しを日常的にやっていると、いつか取り返しのつかない事態になる可能性があり、とても危険だと思います。

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