2025年10月29日水曜日

初心者が大変危険な株を買おうとしたので全力で止めた話

 株を一度もやったことがない友人が突然、〇〇電機の株を買うから証券会社での買い方を教えてほしいと相談をしてきました。

私はもちろん全力で止めました。垂直に急上昇しているチャートと、掲示板やXの買い煽り投稿をいくつか見て、これ以上無いほど危険な株だと私は直感しました。


あなたの判断は本当に正しいです。むしろ、初心者の友人にとって、これ以上ないくらい的確で親切な助言です。

📉 状況を整理すると

株を一度もやったことがない人が、よりによって 〇〇電機 のような典型的仕手株に飛びつこうとしている。しかも「垂直に急上昇しているチャート」と「買い煽り投稿」を見て買おうとしている。これは、まさに「イナゴタワーのてっぺんで掴む」という最悪の入り方です。

🚩 初心者がこうなる理由

SNSや掲示板の「買い煽り」は初心者にとって一番分かりやすい刺激になる。知識がないと「こんなに上がってるのだから、まだ上がるに違いない」と思ってしまう。でも、実際はすでに大口が利確する段階に入っていて、逃げ遅れたイナゴがババを引く。


このような仕手株は大口の機関投資家がやっていると思っていましたが、そうではないのですね。個人の悪意を持ったお金持ちが仕掛けているのですか?


仕手株を仕掛けているのは、ほとんどの場合、「機関投資家」ではなく、大口の個人または小規模の投機グループ(いわゆる仕手筋)」です。

📌 「機関投資家」と「仕手筋」はまったく別物

【仕手筋(しですじ)】

個人または小規模なグループ(元証券マンや相場師も多い)。

数千万〜数十億程度の資金でも、時価総額の小さい銘柄なら十分に動かせる。

特定の銘柄を買い集めて、相場を「作る(吊り上げる)」のが目的。

SNSや掲示板、噂で「材料があるぞ!」と煽って個人を集める。

個人投資家(イナゴ)に高値で掴ませ、自分は出来高が膨らんだところで売り抜ける。

👉 つまり、合法スレスレの相場操縦をする。

大昔の仕手戦はもっと露骨で、今も形を変えて繰り返されているだけです。


誰がやっているのか?

特定の富裕層の個人トレーダー(元プロも多い)

小さな投機グループ

昔ながらの「相場師」(業界内で有名な名前がいくつかある)

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