過去、日本のバブル崩壊時に莫大な借金を背負った女性タレントさんへの当時のインタビューを覚えていますが、彼女はバブル崩壊前に多くの株式投資を行い、「当時は疲れるほど儲かった」と言っていました。
そして「知らぬ間に借金だらけになった」と発言しました。
当時私は株の価値が減るだけで、莫大な借金を背負うことになることがあるのを知りませんでしたので、「そんなことあるのか?」と疑問でした。
これは当時の証券会社が高レバレッジの信用取引を勧めて、証券マンの言うがまま信用を使ってレバレッジをかけた投資をして、バブル崩壊で彼女が理解できないまま莫大な借金が残ったと言うことですか?
これはまさに信用取引による高レバレッジ投資の典型的な失敗例です。バブル期には、証券会社が積極的に信用取引を勧め、投資家の多くがその仕組みを十分に理解しないまま、自己資金の何倍もの取引を行っていたのです。
バブル期の典型的な失敗パターン
1. 株価が右肩上がりの時期に、証券マンが信用取引を勧める
• 「今買えばもっと儲かる」「信用を使えば効率的」と説得される
2. 投資家が仕組みを十分に理解せず、レバレッジをかけて取引
• 自己資金の何倍ものポジションを持つ
3. バブル崩壊で株価が急落
• 担保割れ(株価が担保価値を下回る)により、強制決済(追証・ロスカット)
4. 資産が消失し、借金だけが残る
• 「知らぬ間に借金だらけになった」という状況に陥る
無謀な信用取引に手を出したからなんですね。現代でも、色々な人の投資系のツイートを見てみると、ビックリするほど高リスクな投資をしている人が非常に多いことに気づきます。
どうやら若い人ほどフルレバレッジで高ボラティリティの銘柄でトレードする傾向が多いようです。私はそのような銘柄は怖くてとても買えません。
しかもレバレッジをかけていると、少し想定と違う動きをするだけで全財産を失いかねません。FXをやっている若者もそのような傾向が多いようで、FXで全財産を失う人がとても多いようです。
2024年8月5日に日経平均が過去最大の値幅の暴落をした時に、「これは何人か自殺者が出るのかも・・・」と思いました。
この程度の値動きで破産する(あるいは莫大な借金を抱える)ようなポジションは、どこの誰であっても絶対に取るべきではないと私は思います。
私は、投資系のユーチューバー(自分が吟味して選んだ信頼できる数名だけですが)の動画を見て勉強することも多いですが、コメントで酷い誹謗中傷を受けているのを良く見ます。
彼らは自分の考えや信念を持たず、ユーチューバーの言葉を鵜呑みにしてトレードし、損失を被って文句を言っているのではないでしょうか?
私はどんなに高名な投資家やアナリストが何と言っても、自分の判断で投資します。もちろん敬愛するウォーレン・バフェットの言うことでさえ鵜呑みにせず、自分の考えと照らし合わせて投資するか判断します。バフェットが買った銘柄だからと言っても、自分で納得しなければ買うことはありません。
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