日本の機関投資家は、年8%前後のトピックスに勝った負けた程度のレベルのようですが、個人投資家の一部は比較にならないほど爆発的に儲けている人がいます。
50万円の元手を5年で5億にしたなどと聞いたことがありますが、なぜ機関投資家は彼らのように爆益の例が皆無なのでしょうか?機関投資家も大成功した個人投資家と同じ売買をすれば爆益が可能じゃないですか?
機関投資家が爆益を出せない理由
1. 運用目的が違う
• 機関投資家は「他人の資金」を預かって運用しています。年金基金、保険会社、信託銀行などは、安定的・長期的なリターンが求められます。
• 彼らのKPIは「ベンチマーク(TOPIXなど)に勝つこと」であり、絶対収益ではなく相対収益が評価軸です。
2. リスク管理が厳格すぎる
• 大規模資金を運用するため、分散投資とリスク管理が徹底されています。
• 例えば、1銘柄に資産の10%以上を集中投資することはほぼ不可能。個人のように「一点突破」はできません。
3. 流動性と市場影響
• 数十億〜数兆円規模の資金を動かすと、自分の売買で市場価格が動いてしまうため、急激な売買ができません。
• 小型株や新興株で爆益を狙うような戦略は、機関投資家には不可能です。
4. レギュレーションと説明責任
• 機関投資家は金融庁や顧客への説明責任があるため、突飛な戦略は採用できません。
個人投資家が爆益を出せる理由
1. 自由度が高い
• 自己資金なので、誰にも説明する必要がない。極端な集中投資や短期売買も可能。
• 例えば、テンバガー(10倍株)を狙って全資金を1銘柄に投入することも理論上可能。
2. 流動性の制約がない
• 数百万円〜数千万円規模なら、小型株でも自由に売買できる。
• 機関投資家が入れない領域で、個人は“情報優位”を持てることもあります。
3. 心理的な柔軟性
• 機関投資家は「負けないこと」が最優先ですが、個人は「勝ちに行く」ことができる。
• つまり、リスクを取る自由がある。
機関投資家は1銘柄に資産の10%以上を集中投資することはほぼ不可能なんですね。なるほど、ウォーレン・バフェットのポートフォリオでAppleが50%だったことがありますが、これは自分のお金(バークシャーグループのお金)だから出来るのでしょうね。彼の驚異的な投資成績の秘密が分かったような気がします。
• バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、自社資金を運用する持株会社であり、年金基金や投資信託のような「他人の資金を預かる機関投資家」とは根本的に違います。
• そのため、説明責任や分散義務がなく、合理的と判断すれば極端な集中投資も可能です。
私は短期間で5億などと言うギャンブルに手を出すことはありません、短期間で爆益を出した人はちょっとでも株価が逆に動くだけで破産するようなリスクを取ったと思われ、信用取引で大きなレバレッジをかけている場合、莫大な借金を背負うこともあると思います。
私はリスクを極限まで減らした分散長期ホールド投資法を行う投資家なので、短期間で爆益になることは望んでいません。S&P500より分散が効いてS&P500と同等、あるいは少し高いリターンが残せたら100点満点です。
これを達成するためには、暴落時に勇気を持ってどれだけ資金を投入できるかにかかっているはずです。
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